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プログラムの名称
府中病院 臨床研修プログラム
(プログラム番号:030776302)
プログラムの目標
府中病院で働く職員全員の共有財産である‘AIFフィロソフィー’に基づき、当院の医療サービスを利用される人びと、そのご家族、そして地域社会とのパートナーシップを築きながら、有機的に働きうる臨床医を育成することを目的とする。
よって、当院で研修を受けようとする研修医は、将来の専門性にかかわらず、2年間の総合診療研修に専念し、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を身につけるとともに、院内のチーム医療、救急医療の現場や地域の医療・福祉機関との連携などの経験を通じて、医師としての全人格教育を目指し、豊かな人間性を涵養することを目標とする。
プログラムの特色
本プログラムにおける総合診療方式とは、現在の地域の医療需要に対応するプライマリ・ケアの能力に優れた医師を要請する研修体制であり、そのために最低限研修すべき科として必修診療科を設けている。
本プログラムでは、研修医が、将来、専門でない分野における臨床経験が不十分なまま医師となるのでなく、専門分野の疾患の治療とともに、医師として患者、その家族の抱える様々の身体的、心理的、社会的問題を認識・判断し、問題解決を図ることができるような能力、いわゆる患者を全人的に診る能力を身につけることを目指している。
また、これらの診療科をそれぞれ研修する中で、チーム医療のコーディネーターとしての機能を発揮できる能力や、医師としてのコミュニケーション能力を生涯にわたり向上させうる基盤を獲得することを目指している。
これらの目標の到達度は、厚生労働省の定める卒後臨床研修目標と各科の到達目標に照らして判定される。
当プログラムの研修は、厚生労働省の定める「新しい医師臨床研修制度」に基づき、内科、外科、及び救急部門を基本研修科目として、小児科、精神科、産婦人科及び地域医療の研修を必修科目として行なう。
基本研修および必修研修科目以外の期間は、研修医自らの希望もしくは到達目標の達成度に応じて、選択科目の研修をうける。
研修期間は、原則として2年間とする。
カリキュラムの構成
1年次は、内科6ケ月、外科3ケ月、救急3ケ月の基本研修で、2年次は、小児科、精神科、産婦人科、地域医療を必修として各1ヶ月間研修し、残りの8ケ月間を選択とし、研修医が希望する診療科を研修できる構成とした。
| 1年次 | 内科 | 外科 | 救急 | ||||
| 6ヶ月 | 3ヶ月 | 3ヶ月 | |||||
| 2年次 | 小児科 | 精神科 | 産婦人科 | 地域医療 | 選択科 | ||
| 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 8ヶ月 | |||
- 選択科目は、内科分野(循環器、消化器、血液、糖尿病、呼吸器、総合内科)、外科分野(外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科)、産婦人科、麻酔科、救急、形成外科、透析センター、小児科、病理科、放射線科、眼科、皮膚科、などの中から希望に応じて複数科研修可能。
- なお、小児科、精神科、地域医療の必修および選択研修はそれぞれ以下の協力型病院もしくは協力施設にて行う。
| 小児科 | ベルランド総合病院・和泉市立病院 | |
| 精神科 | 久米田病院、阪南病院 | |
| 地域医療 | 診療所 | 市田内科クリニック 医療法人幸真会 とうじょうクリニック 医療法人眞康会 鳴嶋クリニック 医療法人 山本内科 長野クリニック 西村クリニック まんだいレディースクリニック 八木診療所 原田整形外科クリニック 河合クリニック |
基本研修及び必修科と選択科の研修内容
a. 基本研修・必修診療科研修:
厚生労働省の定める基準に沿って設定された研修期間ならびに到達目標であり、当プログラムにおける全ての研修医が修めるべきものである。
到達目標は行動目標と経験目標からなる。
b. 選択科研修:
必修科の研修を修了したものにおいて、厚生労働省の定める卒後研修目標の達成を一層充実したものとし、かつ必修科研修中に達成不十分であった目標が、2年間の研修修了時には最終的に達成しうるよう選択できるものである。
プログラム責任者と参加施設の概要
(1)プログラム責任者(教育責任者)
竹内 一浩
・府中病院 副院長
・外科部長
・臨床研修室 室長
(2)プログラム参加施設
| 基幹型病院 | 府中病院 |
| 協力型病院 | ベルランド総合病院 和泉市立病院 医療法人利田会 久米田病院 医療法人杏和会 阪南病院 |
| 協力施設 | 介護老人保健施設 サンガーデン府中 市田内科クリニック 医療法人幸真会 とうじょうクリニック 医療法人眞康会 鳴嶋クリニック 医療法人 山本内科 長野クリニック 西村クリニック まんだいレディースクリニック 八木診療所 原田整形外科クリニック 河合クリニック |
(3)プログラム参加施設と研修プログラムの概要
本プログラムによる臨床研修は主に府中病院で行われるが、小児科については、ベルランド総合病院、和泉市立病院、精神科については、久米田病院、阪南病院、地域医療の研修は、協力施設(地域診療所)において予防医療や改善指導、在宅診療等を通して地域診療の現場を体験すると共に地域のかかりつけ医としての役割、紹介元、逆紹介先の現状を理解する。カリキュラムでの内科における専門診療科は、診療科の指導体制や希望により複数科のローテーションとなる。
プログラムの管理運営体制
当院の臨床研修を管理運営する体制として、そして、研修医をあらゆる面で評価し、サポートできる組織として、プログラム責任者(教育責任者)と当院各科責任者及び各協力施設の指導責任者他、看護部長、管理部長(事務長)等によって構成された「研修管理委員会」を設ける。
(1)研修管理委員会の職務と権限
- 研修管理委員会は本プログラムによる研修医の臨床研修目標達成に責任を持つ。
- 研修管理委員会は研修医の採用選考、研修カリキュラムの検討、研修指導医の決定を行う。
- 研修管理委員会は研修施行に関する各施設及び診療科への連絡、指導を行う。
- 研修管理委員会は研修実施の評価と認定の指導を行う。
- 2年間の研修修了時に研修管理委員会は、総合診療方式における基本的研修目標の達成度を判定し、これを院長に報告する。院長は研修修了と目標達成についての最終判定を行い、研修修了認定書を交付し、その結果について厚生労働大臣に報告する。
定員、収容定員
本プログラムの定員は20名とする。(1年次 10名、2年次 10名)
研修医の勤務時間
勤務時間は、病院の規定により常勤医と同様午前8時45分~午後5時15分までとする。日曜、祝祭日、を含み週休2日制
時間外勤務・当直勤務あり
有給休暇、夏期休暇あり
研修医の指導体制
当院では、各科研修医1名に対し原則として担当指導医1名とする。担当指導医には、各診療科部長クラス、5年以上の臨床経験を持つ医師、大学講師など教育指導経験のある医師、そして、各種学会認定医、専門医などが担当する。また、疾患や病態によっては随時現場医師や上級医からの指導や指示を受けることができるよう、現場経験重視型の研修体制を取る。
担当指導医は研修医がローテートする各診療科・部門の指導責任者と連絡を密にし、研修医の評価や指導について適宜検討し、研修医に目標を達成させるために連携する。全ての指導医は、プログラム責任者によって統括・管理され、研修管理委員会に集約される。
研修管理委員会は、研修医が一貫した研修指導を受けられるよう指導医の調整や、診療科間及び施設間の研修環境の整備、研修医からの相談窓口としての対応など、様々な面で研修医をバックアップできるよう心がけている。
研修医の記録及び評価方法
研修医は、EPOCによるWEBでの評価システムを活用すると同時に、自主的に各科での臨床研修修了後に、担当した入院患者、特殊患者、手術患者の記録と自己評価を研修指導者に提出、指導医の三段階評価(A;できる、B;なんとかできる、C;できない)を受ける。研修管理委員会は、これらの手順に基づき、研修医のカリキュラム目標の到達度を判定し、その結果を研修医手帳に記載する。委員会は、これらを記録したものに基づいて研修目標達成の可否判定を行うと同時に、研修医から研修内容に対する評価等の意見を表明する場を設け、定期的に意見聴取を行った結果を病院長に報告する。
当院では研修医の様々な質問や研修に関する悩みなどは、各科指導医、そして、臨床研修プログラム責任者と院内LANによるメールでやり取りできるので、日常において「研修医手帳」のやり取りは基本的に行わない。但し、定期的に指導医の内容確認を義務付けし、研修医への面談によるフィードバックを受けることができる。また、その際に研修医からの質問内容や研修に対する提案が病院として検討に値する場合は、指導医より院長に報告・相談し、院長の判断で研修管理委員会を開催して決議した上での対応もありうるものとする。
研修カリキュラム修了の認定及び証書の交付
2年間の臨床研修修了後に、研修管理委員会は基本及び必修研修目標の達成度を判定し、これを統括責任者である病院長に報告する。病院長は研修修了と目標達成についての最終判定を行い、研修修了認定書を交付し、その結果については厚生労働大臣に報告する。
研修カリキュラム修了後のコース
2年間の臨床研修修了後の進路は、研修医の希望を聞き、当法人の状況に照らし合わせて、研修医がさらに上級の研修や各種学会の専門医・認定医を目指して当法人の医員となるのか、または他施設(基幹病院、大学院進学など)へ進むかなどの進路ついて適切に対応する。尚、特定の大学等に偏った進路指導は行わない。










