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呼吸器腫瘍外科

専門分野
肺癌・胸膜中皮腫・縦隔腫瘍
専門医等
  医学博士
  呼吸器外科専門医
  日本呼吸器外科学会 評議員
  日本胸部外科学会:評議員・指導医
  日本外科学会:指導医
  日本呼吸器内視鏡学会:評議員・気管支鏡指導医
  日本呼吸器学会:指導医
  日本気胸・嚢胞性肺疾患学会:評議員
  日本消化器外科学会:終身認定医
 
ECFMG Certificate (米国医師資格)
 Best Doctors in Japan (TM)
 医療情報メディアDoctorbook:「悪性胸膜中皮腫」
 ドクターオブドクターズネットワーク:優秀臨床専門医

 

診療抱負

肺癌と悪性胸膜中皮腫の手術が専門です。特に、進行肺癌と悪性胸膜中皮腫の治療成績は、世界トップレベルと評価されています。気道狭窄に対するステント治療も得意です。米国ハーバード大学の教育病院であるBrigham and Women’s Hospitalでの豊富な手術経験を生かして、皆様のお役に立ちたいと考えています。

 

 

最近のトピックス(① - ⑯)

 

① 第59回日本肺癌学会学術集会で教育講演
日本肺癌学会学術集会で指名していただき、教育講演「悪性胸膜中皮腫の集学的治療」を行いました。悪性
胸膜中皮腫に対する手術を含む集学的治療の成績が、著明に改善しています。

 

② ジャパン キャンサー フォーラム(JCF)2018と2019で、2年続けて「中皮腫」を講演
ジャパン キャンサー フォーラム(JCF)2018と2019で、2年続けて「中皮腫」を講演させていただきまし
た。JCFのホームページで講演を見ることができます。

 

③世界最高峰とされる第100回アメリカ胸部外科学会(AATS)から、中皮腫の演題に対するInvited
Discussant(招聘討論者)に招待されました。

 

 

④ 世界トップレベルとされる第28回ヨーロッパ胸部外科学会(ESTS)で、手術ビデオを発表
世界トップレベルとされる第28回ヨーロッパ胸部外科学会(ESTS)で、「悪性胸膜中皮腫に対する胸膜外肺全摘術(EPP)」の手術ビデオを発表することになりました。同学会のビデオの採択率は約20%で、発表は難しいとされています。2018年と2017年にも同学会で「胸膜切除剥皮術(P/D)」の手術ビデオを発表しました。

 

 

⑤ 2018年9月に開催された日本中皮腫研究会:Japan Mesothelioma Interest Group (JMIG) Conferenceの会長を務めました。

 

 

⑥世界肺癌学会(IASLC WCLC 2020)で、教授団(faculty member)の一員に招待されました

 

 

⑦第5回東方胸外科会議(上海)に招待され、胸膜中皮腫のセッションを担当
第5回東方胸外科会議(上海)に招待され、メモリアル スローン ケタリング癌センター(ニューヨーク)のDr. Ruschと共に胸膜中皮腫のセッションを担当しました。

 

 

⑧中国胸部外科のホームページ(Chinese General Thoracic Visualized Surgery)に、ビデオが3本収録
胸膜外肺全摘術(EPP)や胸膜切除剥皮術(P/D)のビデオが3本収録されました。検索サイトの百度(Baidu)で、私の名前を検索していただければ、どなたでも見ることができます。

 

 

⑨医療情報メディアのDoctorbookに、「悪性胸膜中皮腫」が収録されました。どなたでも見ることができます。

 

 

 

⑩ボストン臨床留学中の同僚であったDr. Tomislav Mihaljevicが、心臓では世界一の米国Cleveland Clinicの
CEO
に任命されました。

 

 

⑪ボストン臨床留学中の同僚であったDr. Yolonda Colson(女性胸部外科医)が、世界的に有名なMassachusetts General Hospital (MGH) 胸部外科のChiefに就任しました

 

⑫第120回日本外科学会定期学術集会(2020年8月)の第120回企画Selected Surgical Forum 「高難易度手術(呼吸器)」で、『悪性胸膜中皮腫に対する左胸膜外肺全摘術』をビデオ発表しました。


⑬『悪性胸膜中皮腫(胸膜外肺全摘術)』を執筆した、秀潤社発行の教科書「呼吸器外科手術 縦隔・胸膜・胸壁」が出版されました。


⑭第37回日本呼吸器外科学会学術集会(2020年9月-10月)で、悪性胸膜中皮腫の治療に関する要望演題、要望ビデオ、一般ビデオ3題の合計5演題を発表しました。

 

⑮公益財団法人大阪成人病予防協会から、研究助成をいただけることになりました。

研究テーマは、「手術で摘出された肺に含まれるアスベスト小体とアスベスト線維に関する研究」で、肺癌や悪性胸膜中皮腫が主な対象疾患です。

 

⑯2021年1月に開催される米国の学会The Society of Thoracic Surgeons (STS)で、「悪性胸膜中皮腫に対する胸膜外肺全摘術を含む集学的治療の成績」を発表することになりました。

抄録の採択率が低く、発表が難しい学会です。良い治療成績が、世界的に注目されています。

 

 

 

ECFMG Certificate(米国医師資格)

私は、大分医科大学(現大分大学医学部)で学び、1985年に日本の医師免許を得ました。その後、岡山大学附属病院呼吸器外科で、長年にわたり教官として研鑽を積むとともに、アメリカ医師試験にも合格し、ボストンのBrigham and Women’s Hospitalの胸部外科で最先端の診療を経験してきました。同病院は、ハーバード大学の主要教育病院で、Massachusetts General Hospital (MGH)とパートナーです。教授のSugarbaker先生は、肺癌や悪性胸膜中皮腫の治療で有名で、患者は全米のみならず、時にはヨーロッパからも受診されていました。呼吸器と食道疾患を合わせて、全身麻酔手術症例が1年間に2300例ほど有り、私を含めた5人のclinical fellowで分担しました。日本で経験できる年間平均症例数の10倍以上だと思います。

アメリカ医師または看護師試験に合格し、米国で多くの貴重な経験をしたいという医師、看護師、医学生や看護学生が増加していますので、私のアメリカ医師試験のための試験対策や経験を簡単に記します。私の場合は五里霧中、試行錯誤、七転び八起きのすえに、自分に適した勉強方法を見つけることができ、それからは比較的順調でした。私の知人の内科医は、研究での留学経験がないにもかかわらず、アメリカ医師試験に合格しました。適切な試験対策を行えば、学生でも留学経験がなくても、合格は十分に可能です。

アメリカ医師臨床留学のための資格であるECFMG CERTIFICATION (ECFMG: Educational Commission for Foreign Medical Graduates, www.ecfmg.org)を得るためには、USMLE (United States Medical Licensing Examination, www.usmle.org) Step 1とStep 2、TOEFL (Test of English as a Foreign Language)、CSA (Clinical Skills Assessment)の合格が必要でした。USMLE Step 1とStep 2は、アメリカの医学生が受験する試験と同一で、日本でも受験可能です。試験対策の最大のポイントは、「各科の基礎知識をまず日本語の参考書などで整理し、次に英語の試験対策本や問題集を用いて勉強する。」とういう勉強方法でした。

 

Step 2

Preventive Medicine、Psychiatry、Pediatrics、Obsterics and Gynecology、Internal Medicine、Surgeryなどについての臨床医学の試験です。1999年12月に、フィラデルフィアで受験しました。試験時間は45分の休憩を含む9時間で、コンピューターを利用して、400問出題されました。Advanced Life Support for the USMLE Step 2やFIRST AID FOR THE USMLE Step 2といった試験対策本およびREVIEW FOR USMLE Step 2という問題集を中心に勉強しました。

 

Step 1

Anatomy、Behavioral Sciences、Biochemistry、Microbiology、Pathology、Pharmacology、Physiology、Nutrition、Genetics、Agingなどについての基礎医学の試験です。2000年5月に、ボストンで受験しました。試験時間は45分の休憩を含む8時間で、コンピューターを用いて、350問出題されました。試験対策本としてはCrashing the Boards: USMLE Step 1やFIRST AID FOR THE USMLE Step 1を、問題集としてはREVIEW FOR USMLE Step 1を利用しました。

 

CSA

CSAは10人の模擬患者を診察させ、診察中の態度、英会話、問診、診察手技、患者への説明、カルテ記載などについて評価する試験です。1人の模擬患者に約30分の試験時間でした。試験対策としては、KAPLAN(米国大手予備校、www.kaplan.com)のCSA Extended Prep 5-Day Training Program(ニュージャージー州にて)が素晴らしかったです。KAPLANは、日本にも有ります。講義と実技指導と模擬試験で、CSAの受験対策を十分に授けてくれました。KAPLANのCSA Programに参加していなかったら、私はCSAに合格できなかったと思います。2000年9月に、フィラデルフィアで受験しました。

 

2001年2月に待望のECFMG CERTIFICATIONが届きましたが、この時点で私は40歳でした。マサチューセッツ州医師免許を取得し、2002年4月からアメリカでclinical fellowを始めました。合計6年間以上のアメリカでの生活は、公私ともに極めて有意義でした。この拙文が、アメリカの医療を志される医師、看護師、医学生、看護学生などの医療関係者の目にとまり、少しでもお役に立てばと祈っています。適切な試験対策を行えば、学生でも、留学経験がなくても、40歳でも合格は十分に可能です。患者の皆様におかれましては、アメリカでの医師経験を有する呼吸器外科医も診療しているベルランド総合病院を安心して受診されますよう、よろしくお願い申し上げます。

 


Doctorbookに掲載されている悪性胸膜中皮腫の紹介ビデオ

 

 

 

「ベストドクターズ」に選出

呼吸器腫瘍外科部長の岡部が「ベストドクターズ」に選出されています。
ベストドクターズ(Best Doctors (TM))とは
「ベストドクターズ、(Best Doctors (TM) )」は、Best Doctors, Inc(米国ベストドクターズ社: Boston)が名医として認定した称号です。

ベストドクターズ社のBest Doctors選出方法は、膨大な数の医師に対して「もし、あなたやあなたの家族が、あなたの専門分野の病気にかかった場合、どの医師に治療を お願いしますか?」とアンケートを行い、その中である一定以上の評価を得た医師を Best Doctorsに選出するというものです。

現在までに全世界で延べ100万人にこの質問が繰り返され、世界中で50,000名、日本でも約3,600名が選出されています。 この調査は定期的におこなわれ、医師のデータベースは随時更新されます。したがってデータベース内には常に医療の最前線で活躍している、経験豊富な医師のみが登録されています。
ベストドクターズ社公式サイト http://www.bestdoctors.jp

 

 

「優秀臨床専門医」に選出

呼吸器腫瘍外科部長の岡部が「優秀臨床専門医」に選出されています。
「優秀臨床専門医」は、ティーペック(株)が名医として認定した称号です。
ティーペック社公式サイトhttp://www.t-pec.co.jp/

 

悪性胸膜中皮腫に対する胸膜外肺全摘術の治療成績

 

☆ 他院が手術を行わないような進行例も手術しているにもかかわらず、胸膜外肺全摘術(EPP)を含む集学的治療の成績は、著明に改善しています。


☆ 2011年からの上皮型悪性胸膜中皮腫に対する胸膜外肺全摘術(EPP)を含む集学的治療30例の成績。
治療開始後5年生存率:36%   生存期間中央値:58カ月
生存期間中央値が5年に迫り、世界でもトップレベルの成績です。

 

 

胸膜中皮腫

悪性胸膜中皮腫や肺癌に対する胸膜外肺全摘術
Extrapleural pneumonectomy for malignant pleural mesothelioma or lung cancer
詳細はこちら


悪性胸膜中皮腫に対する胸膜切除剥皮術
Pleurectomy/Decortication (P/D) for malignant pleural mesothelioma
詳細はこちら


胸膜外肺全摘術(EPP)と胸膜切除剥皮術(P/D)について

患者さんの状態に応じて、胸膜外肺全摘術(EPP)または胸膜切除剥皮術(P/D)を選択しています。胸膜外肺全摘術(EPP)は、前任地の山口宇部医療センターで60例行いました。日本では、トップクラスの手術数です。患者さんは、全国から来院されていました。治療成績が、上記のように明らかに改善しています。患者さんとご家族には、安心してベルランド総合病院を受診して下さい。経験豊富な呼吸器外科医の受診を強くお勧めします。

 

 

 

悪性胸膜中皮腫や肺癌に対する胸膜外肺全摘術

Extrapleural pneumonectomy for malignant pleural mesothelioma or lung cancer
 

岡部和倫呼吸器腫瘍外科部長はアメリカ医師免許も取り、ハーバード大学医学部の主要教育病院であるブリガム アンド ウイミンズ病院(ボストン、アメリカ合衆国)に勤務しました。悪性胸膜中皮腫や肺癌に対する胸膜外肺全摘術では世界一のシュガーベーカー教授から手術を学んだアジアでは数少ない胸部外科医です。

Kazunori Okabe, M.D., Chief, Division of Thoracic Surgery, got American Medical License as well as Japanese one, and worked in Brigham and Women’s Hospital (Boston, USA) which is the principal teaching hospital of Harvard Medical School. He is the one of a few thoracic surgeons in Asia who learned extrapleural pneumonectomy for malignant pleural mesothelioma or lung cancer from Professor Sugarbaker who was well known as the best in the world .


シュガーベーカー先生の許可を得て掲載
With Dr. Sugarbaker’s permission.

岡部医師は、ハーバード大学での研究歴も長く、ハーバード大学教授のJohn Godleski, M.D.とアスベスト小体の研究を現在も行っています。アスベスト小体の計数が、患者様の補償や救済に役立っています。
Dr. Okabe has studied in Harvard University for long time. He currently collaborates on asbestos body with John Godleski, M.D. who was a Professor of Harvard University. Asbestos body count is useful for compensation and relief of patients.

日本の患者様のみならず、海外(アメリカ、中国、韓国、台湾、インドなど)の悪性胸膜中皮腫や肺癌の患者様も歓迎します。
In addition to Japanese patients, we welcome foreign patients with malignant pleural mesothelioma or lung cancer from abroad, for example USA, China, Korea, Taiwan, India and so on.

ゴドレスキー先生の許可を得て掲載
With Dr. Godleski’s permission.

 

 

私の胸膜外肺全摘術の手術写真1-9  My EPP photo 1-9
  写真1:後側方切開
  Photo1:posterolateral skin incision
  写真2:第6助骨切除
  Photo2:6th rib resection
  写真3:胸膜外剥離
  Photo3:extrapleural dissection
  写真4:胸膜外剥離
  Photo4:extrapleural dissection
  写真5:横隔膜切除
  Photo5:diaphragm resection
  写真6:心嚢内肺血管処理
  Photo6:pericardium resection
  写真7:肺静脈切離
  Photo7:pulmonary vein division in the pericardium
  写真8:肺摘出後
  Photo8:view after extrapleural pneumonectomy
  写真9:心膜・横隔膜再建
  Photo9:pericardium and diaphragm reconstruction

悪性胸膜中皮腫に対する胸膜切除剥皮術

Pleurectomy/Decortication (P/D) for malignant pleural mesothelioma

岡部和倫呼吸器腫瘍外科部長はアメリカ医師免許も取り、ハーバード大学医学部の主要教育病院であるブリガム アンド ウイミンズ病院(ボストン、アメリカ合衆国)に勤務し、悪性胸膜中皮腫に対する外科治療では世界一のシュガーベーカー教授から手術を学びました。
Kazunori Okabe, M.D., Chief, Division of Thoracic Surgery, got American Medical License as well as Japanese one, and worked in Brigham and Women’s Hospital (Boston, USA) which is the principal teaching hospital of Harvard Medical School. He learned surgery for malignant pleural mesothelioma from Professor Sugarbaker who was well known as the best in the world.
 

岡部医師は、悪性胸膜中皮腫に対する胸膜切除剥皮術をシュガーベーカー先生とフリードバーグ先生(写真)から学びました。フリードバーグ先生は「胸膜切除剥皮術の王様」と呼ばれています。
Dr. Okabe learned Pleurectomy/Decortication for malignant pleural mesothelioma from Dr. Sugarbaker and Dr. Friedberg. Dr. Friedberg is called “King of P/D”.

私の胸膜切除剥皮術と胸膜外肺全摘術のビデオが、日本呼吸器外科学会や中国の胸部外科ビデオライブラリーに収録されています。
 My Pleurectomy/Decortication and Extrapleural Pneumonectomy are recorded in video library of the Japanese Association for Chest Surgery and Chinese General Thoracic Visualized Surgery.
 

フリードバーグ先生と私
with Dr. Friedberg

 

 

私の胸膜切除/剥皮術の手術写真 1-10 My P/D photo 1-10
  写真1:23cmの後側方切開
  Photo 1: 23 cm posterolateral skin incision
  写真2:第7肋骨上縁から胸膜外剥離
  Photo 2:extrapleural dissection from cranial side of the 7th rib
  写真3:胸膜外剥離
  Photo 3:extrapleural dissection
  写真4:心膜から胸膜外剥離
  Photo 4:extrapleural dissection from the pericardium
  写真5:横隔膜から胸膜外剥離
  Photo 5:extrapleural dissection from the diaphragm
  写真6:壁側胸膜切開
  Photo 6:parietal pleura incision
  写真7:臓側胸膜切開
  Photo 7:visceral pleura incision
  写真8:肺実質から臓側胸膜剥離
  Photo 8:visceral pleura dissection from the lung parenchyma
  写真9:臓側胸膜剥離完成(換気なし)
  Photo 9:completion of the visceral pleura dissection (no ventilation)

  写真10:臓側胸膜剥離完成(換気あり)
  Photo 10:completion of the visceral pleura dissection

  (on ventilation)

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