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がん相談支援センター

がん化学療法 Q&A

脱毛

Q1:抗がん剤治療をすると必ず脱毛するのか?予防策はあるか?

薬剤によって高頻度に現れる副作用のひとつです。薬剤によって違うためご相談ください。
残念ながら、脱毛の予防方法はありません。しかし、脱毛時期のお手入れの方法がありますのでご相談ください。
脱毛は頭髪だけでなく、睫毛・眉毛そのほかの体毛すべてが脱毛の対象となります。

 

 

Q2:抗がん剤投与してどのくらいで脱毛が始まるのか?

出現する時期は個人差がありますが、抗がん剤投与後10日目~20日目ごろから始まります。
シャンプーのときや、朝髪をとかしたらびっくりするほど抜けたといわれる方がいます。夜間はコットンキャップ等被っておくと「髪の処理には助かった」といわれる方もいらっしゃいます。

 

 

Q3:治療が終わったらどのくらいで発毛してきますか?

発毛時期は治療終了後1~2ヶ月ごろですが、脱毛前と髪質が変わることがあります。今まで白髪だったのに新しい髪は茶色の方が多くいらっしゃいます。

 

 

Q4:治療前にしておくことはありますか?

脱毛が予測される治療をする場合は、あらかじめ帽子やウィッグの準備しておくことをお勧めします。いろいろな会社からいろいろな商品が発売されています。パンフレットは外来化学療法室に準備してありますので、参考にして下さい。

 

 

Q5:ウィッグは保険がききますか?

ウィッグは保険適応外ですので、実費になります。値段はさまざまなので、パンフレットをご覧になって下さい。

 

 

Q6:脱毛中に注意することはありますか?

脱毛している間は頭皮が脆弱になっているので、できるだけ刺激の少ないシャンプーを使用してください。リンス・トリートメントは使用可能ですが、頭皮は避け毛先につける程度にしてください。脱毛するからといってシャンプーをしないと、頭皮の清潔が保てなくなり発毛にも影響が出るため、今までどおり洗髪は実施してください。

治療開始時~治療終了後1年間は、パーマやカラーリングは避けてください。

外出時はウィッグを使用し、自宅では頭皮の保温や保護のために通気性のよいコットンキャップやバンダナなどで過ごすこともできます。

 

 

Q7:髪の毛以外にも影響がありますか?

睫毛や眉毛 すべての体毛が脱毛する可能性があります。睫毛が抜けると、目にほこりなどが入りやすくなります。ほこりや花粉を予防するためにサングラスやめがねの着用をお勧めします。

 

 

 

悪心・嘔吐・食欲不振

Q8:抗がん剤治療をした後、吐き気や食欲不振が続いています。
   どのように対処したらよいでしょうか?

主治医からもらっている吐き気止めを飲んでください。症状が持続する場合は一度主治医にご相談下さい。また、食事の方法など、栄養士とも相談して対応しますので化学療法室でご相談ください。

 

 

Q9:どのような状態になったら病院に行ったほうがいいですか?

下記のような症状が出現した場合は、病院へ相談し受診してください。

・病院からもらっている吐き気止めが飲めない、または飲んでも吐いてしまう。

・24時間以上、食事・水分がまったくとれていない

・24時間に6回以上吐いた。

夜間の場合は特に、ご自分の症状と共に、主治医の先生の名前と現在の治療法についてお伝え下さい。

 

 

Q10 :食欲がない時期にはどんな食事をしたらいいですか? 食べるときの注意点はありますか?

食事制限は特にないので、基本的には消化のよいものを無理せず食べられるものを少量ずつ摂取してください。揚げ物など高脂肪な食事は避けたほうがいいです。食事が取れなくても水分はこまめにとるようにしてください。

 

 

 

Q11:生ものは控えた方がいいですか?

基本的には特に制限はありませんが、一般的に食中毒に注意するのと同じようにしてください。ただ、抗がん剤投与後1週間~2週間目ごろは骨髄抑制により抵抗力が下がっている時期なので、生ものは控えましょう。できるだけ作りおきはせず、作ったものはすぐに食べるようにしてください。

 

 

 

Q12:入院の食事が合わないときはどうしたらいいですか?

サポート食・セレクト食など体調に合わせて食事を選択することが可能です。遠慮なく看護師申し出てください。管理栄養士も在籍しているので、食事に関する相談は適宜受けることができます。

 

 

 

口内炎

Q13 :口内炎ができました。どうしたらいいですか?

口内炎ができると、痛みが伴い食事量が低下するので主治医に一度相談して下さい。

 

 

Q14 :口内炎ができたときに注意することはありますか?

口腔内の清潔を保つことが必要です。食事量が減ると、唾液の分泌が減り口腔内の清潔が保ちにくくなってきます。食事ができないときでも1日1回はブラッシングを行ってください。

口内炎が多数できているときは、歯ブラシが当たって痛みが増強する恐れがありますので、ヘッドが小さく毛が柔らかいものを使用してください。

口腔内が乾燥すると口腔内の清潔が保持できないので、保湿剤を用いるなどして口腔内の乾燥を防ぎます。

 

 

Q15 :痛くてブラッシングができないときはどうしたらいいですか?

できるだけうがいを実施してください。うがいは水道水で十分です。アルコールやヨードを含有する含嗽液を使用すると痛みを伴ったり、潰瘍部分に影響がでたりするので、使用しないでください。

 

 

Q16 :水道水でもうがいがしみる時はどうしたらいいですか?

一度主治医に相談してください。痛みを抑える薬剤を含んだ含嗽液を使用すると、症状を緩和することができます。
生理食塩水「500mlのペットボトルに塩を4.5g小スプーン1杯」でうがいをしてみてください。水道水のみではしみる原因になります。

 

 

Q17 :口内炎のために食事がとりにくい場合はどんな食事を食べたらいいですか?

熱いもの・硬いもの・辛いもの・柑橘系など、刺激の強いものは避けましょう。
軟らかいものや温度を冷ましたもの、なめらかでつるんとした食感のものが食べやすいです。(おかゆ・うどん・スープ・豆腐など)

 

 

Q18:主治医から抗がん剤治療をすると口内炎ができる可能性があるといわれました。
    治療前に注意しておくことはありますか?

歯科受診をお勧めします。可能なかぎり抗がん剤治療前に虫歯や歯周炎の治療、義歯の調整をしておきましょう。
また、歯科衛生士による口腔ケアの指導を受けておくとよいでしょう。喫煙されている場合は、禁煙をお勧めします。

 

 

 

末梢神経障害

Q19:末梢神経障害って何ですか?

末梢神経障害とは、抗がん剤の影響により神経が障害され、運動や感覚に異常が生じることです。
抗がん剤の種類によって出現する症状はさまざまです。具体的な症状は、手足がしびれる、手や足の力が入りにくい、手足の感覚が鈍い、手足がジンジンすると痛むなどがあります。

日常生活で字が書きにくい、ボタンが留めにくい、薬を袋から出しにくい、携帯電話、スマホの操作がしにくいなど・・・、ご自分で症状について、主治医におつたえください。薬剤の量など変更する事があります。

日常生活で今までの生活で変わったことを、診察時に忘れずご相談ください。 
第1発見者は患者さんご自身です。

 

Q20 :末梢神経障害はいつごろから出現しますか?

薬剤の種類や薬剤量などによって差があります。多くは治療を重ねるごとに症状が強くでる傾向にあります。

 

 

Q21:末梢神経障害を予防することはできますか?

完全に予防することは難しいです。症状を和らげる内服薬はありますが、完全に症状がなくなることはありません。

 

 

Q22:末梢神経障害は出現しているときに注意することはありますか?

足のしびれがある場合は、転倒予防のためサンダルやヒールの高い靴は避けましょう。長時間のウォーキングは症状を増強させる可能性があるので、注意しましょう。ちょっとした段差で転倒する可能性もあるため、マットや畳の段差に気をつけましょう。

手のしびれがある場合は、やけどや怪我に注意してください。包丁で怪我する可能性があるので、可能であれば包丁の使用を控えピーラーや調理用はさみを使用してください。

末梢神経障害はご自身でしか感じることができない症状ですので、症状の変化に注意していただき、症状の変化があるときは主治医にご相談ください。症状によっては抗がん剤を休薬したり、減量することがあります。

保温すると症状が軽減することがありますが、しびれていると感覚が鈍くなり、湯たんぽやカイロなどで低温やけどを起こすことがあるので、使用時は十分に注意し長時間の使用は避けて下さい。

 

 

 

Q23:オキサリプラチンの急性症状について

オキサリプラチンは他の抗がん剤と違って、投与直後より症状が出現します。また、寒冷刺激にて症状が増悪するという特徴があります。そのため、他の薬剤とは違う予防方法を講じる必要があります。

具体的な予防策:エアコンの冷気に直接当たったり、冷たい飲み物や食べ物を摂取しない。

冷蔵庫など冷たいものに触れるだけでもしびれが増強するので、普段から手袋や靴下の着用をお勧めします。症状は投与後1週間でピークとなります。この間のみ予防して頂ければ、普段と変わりのない生活で構いません。 但し、1週間以上たっても手足のしびれなどが残っている場合は、薬剤の蓄積によるものがあるため、一度ご相談ください

 

 

Q24:末梢神経症状の対処方法はありますか?

症状緩和の方法としては、マッサージや温罨法などがあります。循環を改善することで症状緩和につながることがあるので、ご本人がやっていて快適と感じることは続けていただいて構いません。しかし、無理に実施する必要はありません。
点滴の時に、冷やした手袋を使うとよいという研究がありますが、効果については証明されていません。

 

 

倦怠感

Q25:抗がん剤治療をしたあと、倦怠感が強いです。どうしたらいいですか?

抗がん剤投与後3日目ごろに症状が強く出ると言われていますが、個人差があります。症状が強いときはできるだけ体を休めるようにしてください。貧血の症状が進行したときにも倦怠感などの症状が出現することがありますので、症状が強いときには主治医にご相談ください。

 

 

ギアチェンジ

Q26:今後の治療方針について主治医より説明を受けましたが、どのように治療を選択したらよいか分かりません。

分からないことは遠慮なく主治医に質問して頂いて構いません。後日でも再度説明を受けることは可能ですので、遠慮なく申し出て下さい。

当院にはがん相談支援センターがあります。専門的知識を持った看護師が月曜日~金曜日まで相談に対応していますのでご活用ください。電話での相談にも対応しております。【受付 月曜日~金曜日(休日を除く) 9:00~16:30】

ご希望があれば、がん相談を担当している看護師が同席して、IC(インフォームド・コンセント)を聞くことも出来ます。

主治医以外の医師から病状について意見を聞く「セカンドオピニオン」という制度もあります。ご希望の場合は主治医にご相談下さい。「セカンドオピニオン」には当院からの紹介状が必要となります。

 

 

Q27:主治医から抗がん剤が効かなくなってきていると言われました。
    抗がん剤治療を終了して症状緩和を中心にしていく方法があると言われました。
    症状緩和とはどのようなものですか?

症状緩和とは、痛みなどのあらゆる身体的苦痛を緩和することと、お気持ちのつらさなどの精神的苦痛の緩和などのことです。

症状緩和は病院だけでなく、ご自宅でも色々なサービスを受けながら治療することも可能ですので、がん相談支援センターに一度ご相談下さい。

 

 

経済的問題

Q28:抗がん剤治療にはとてもお金がかかると言われました。金銭面を考えると治療するか悩みます。

高額療養費制度など自己負担金を軽減する制度があります。
他にも年齢が病状によって使用できるサービスや制度がありますので、当院の総合相談センターの医療福祉相談員にお尋ねください。

 

 

 

 

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