介護保険の基本理念
21世紀の高齢社会・長寿社会は「人間の尊厳を大切にした人権社会」であり、「高齢者介護の理念は自立支援である」との基本 理念を明確にしています。つまり、自らが望む環境で、尊厳をもって暮らすこと。自らの意志に基づき自立した質の高い生活が送れるよう支援することを目標に、介護システムでは、
- ・予防とリハビリテーションの重視
- ・高齢者自身の選択
- ・在宅ケア―の推進
- ・利用者本位のサービス提供
- ・重層的で効率的なシステム
- ・介護基盤の整備
- ・社会連帯による支え会い
(高齢者介護・自立支援システム研究会報告書より)
などをめざすことになっています。
これらを基に2000年4月より介護保険制度がスタートしました。
●介護保険では
- ・利用者はサービスを自由に選択するということで社会保険方式です。
- ・介護サービスは、必要な日に、必要な時間帯に、スムーズに受けるようにして行かねばなりません。
- ・在宅サービス(ホームヘルプサービス、通所リハビリ、デイサービス、ショートステイ、訪問看護など)多くは一体的に提供されるような体制つくりが求められます。
- ・施設のサービスも大切ですが、在宅サービスがより重視されています。