平成27年度 社会医療法人　生長会　阪南市民 病院指標

年齢階級別退院患者数からも当院では60代以上の患者様の比率が高く、また季節性の影響と合わせて、
肺炎や気管支炎で入院される方が多くなっています。
胆管（肝内外）結石、胆管炎は総胆管結石や胆管炎に対して、内視鏡的治療を実施した入院件数となります。
次いで、糖尿病の教育入院の件数となります。

小児科で最も多い症例は、肺炎や気管支炎などによる呼吸器の急性炎症疾患となります。
次のインフルエンザ・ウイルス性肺炎とは、ウイルス性の肺炎やインフルエンザでの入院を指します。
3番目は、ウィルス、あるいは細菌などの感染性病原体が原因になり、吐き気・嘔吐、下痢、腹痛などの急性の
胃腸炎症状を引き起こす病気です。乳幼児ではウィルス性腸炎が圧倒的に多くなります。

当院での肝硬変の治療は、体内に貯留した水分を体の中に必要な成分のみ体内に戻す胸水・腹水濾過濃縮再静注法を中心とし
数日間の入院が定期的に必要であるため件数が多くなり、平均在院日数は全国平均より短くなっています。
2番目は胆のう炎などに対し、腹腔鏡下での胆嚢摘出術を行った件数です。
3番目の胆管（肝内外）結石、胆管炎は、急性胆管炎や閉塞性黄疸で入院した件数となります。

股関節大腿近位骨折とは、大腿骨頚部骨折に対し骨折観血的手術や人工骨頭挿入術を受けられた方の件数となります。
胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）は胸椎や腰椎の圧迫骨折に対する治療を受けられた方の件数となります。
3番目は、主に鎖骨骨折で骨接合手術をされた件数です。

滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 は小児の中耳炎に対し、鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術を行う1泊2日入院の件数となります。
前庭機能障害とは、主にめまいで入院された方の件数となります。
突発性難聴とは、ある日突然、何の前触れもなく耳が聴こえなくなる病気で、投薬治療での入院となります。

コンパートメント症候群とは、当院では主に廃用症候群（はいようしょうこうぐん、英: disuse syndrome）での入院を指し、
安静状態が長期にわたって続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す病気です。
全国の平均在院日数と比べると、長くなっていますが急性期での治療後に回復期リハビリテーション病棟での継続治療を
含めた件数になっているためです。
集計件数がわかれている理由は、入院期間中に手術や処置が行われた件数になります。
3番目も同じく、脳梗塞での急性期の治療と回復期リハビリテーション病棟の治療を合わせているため長期の入院となっています。

肺炎は、緊急で入院される高齢者が多く、季節性の影響もあります。
一般的に、女性や高齢者に多いとされる急性腎盂腎炎や尿路感染症は、細菌などによって腎臓や尿路に感染症を発症する疾患です。
体液量減少症とは脱水症のことで、特に暑い夏場に多くなっています。

当院では、大腸ポリープに対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術の割合が非常に多く、大きさにより2ｃｍ未満・2ｃｍ以上の
2種類があります。
また、内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層）は、早期胃がんに対する治療として、
積極的に行われています。
内視鏡的胆道ステント留置術は、胆汁の流れが障害され、黄疸や胆管炎を発症している症例に対して、胆管の出口から内視鏡を用いて
ステント（管）を挿入して胆汁の流れをよくする処置です。

腸重積症は２歳位までの乳児に発症することが多い（生後７カ月から８カ月頃の乳児に最も多い）、緊急を要する病気の一つです。
おしりから造影剤や生理的食塩水を注入したり、空気を注入して入り込んだ腸を押し戻す方法で、非観血的整復法といいます。
鼓膜切開術は、急性中耳炎（きゅうせいちゅうじえん）や滲出性中耳炎（しんしゅつせいちゅうじえん）で奥に溜まっている膿や
滲出液を鼓膜に少しだけ穴を空けて、抜きとる治療を行います。

内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術は、内科と同様に消化器外科でも行っていますので、多くなっています。
鼠径部（太ももの付け根の部分）のヘルニア（体の組織が正しい位置からはみ出した状態）を塞ぐ手術になります。
胸水・腹水濾過濃縮再静注法は、肝硬変やがん性腹膜炎などによって体内に貯留した水分を体の中に必要な成分のみ
体内に戻す治療で定期的に行う必要があるため、件数としては多くなっています。

大腿骨や上腕骨、前腕、下腿骨折に対する観血的手術が多く、骨内異物(挿入物を含む)除去術は、
骨癒合後に鎖骨骨折の固定に使用した金属を取り除く手術になります。

鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術は、小児科で中耳炎に対し、鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術を行う
1泊2日入院の件数となります。
鼓室形成手術も中耳炎に対しての手術ですが、成人に対して行われています。
扁桃周囲膿瘍では抗生剤の投与はもちろんですが、排膿しないと治らないことも多く、穿刺や切開を行います。

リハビリを中心とした回復期リハビリテーション病棟（西5病棟）での入院中に治療の必要があり、実施した症例になります。
内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術は、内科、消化器外科と同様のものです。
胃瘻造設術とは、内視鏡を使って胃瘻（おなかに小さな口）を造る手術のことです。
口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。
鼓膜切開術は、中耳炎などに対し鼓膜に少しだけ穴を空けて、奥に溜まっている膿や滲出液を抜きとる治療になります。

気管切開術は、気道が塞がることによって酸素が肺に送られない場合に行われ、呼吸が行えるよう気管にチューブを外科的に挿入する、
一時的または永久的な医学的処置で入院期間が長期間となるため、術前と術後日数が長くなっています。
胃瘻造設術とは、内視鏡を使って胃瘻（おなかに小さな口）を造る手術のことです。
口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。
腸管癒着症は、腸管同士あるいは腸管と腹膜との間に癒着を生じるもので、癒着が強くなり最も重度の場合は腸閉塞を引き起こし、
緊急の処置が必要たなった症例になります。