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令和元年度 ベルランド総合病院 病院指標



-病院指標公開の目的-

当院は平成18年よりDPCといわれる急性期入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度を導入しています。
今回公表する病院指標は、DPC制度に参加している全病院が、共通のルールで集計した指標であり、病院を客観的に数字で示したものです。 ベルランド総合病院を利用する皆様に、病院の特徴や医療提供体制について理解を深めていただくことを目的として公開しております。

-現在公開されている指標の共通定義について-

・ 平成31年4月1日~令和2年3月31日までのデータを使用しております。
・ 保険適用のデータのみ使用し、事故や労働によるけが等の健康保険以外のデータは含んでおりません。
・各指標とも数値が10未満の場合、個人が特定されないように「-」で表記しております。

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1,125 280 408 647 794 1,038 1,785 3,611 2,297 478
令和元年度の全症例数は12,463人となっております。最も多い年齢区分である70~79歳は3,611人と全患者数の約28.9%を占めており、70歳以上は6,386名で51.2%とほぼ半数を占めており、当院においても高齢化率の上昇にともない医療を受けた人口の年齢が高くなっております。一方で、当院は地域周産期母子医療センターとしての役割も担っており0~9歳の患者数は1,125人です。また早産・低出生体重で出生された新生児を出生後より、NICU(新生児集中治療室)にて、治療することが可能で、新生児である0歳児が583人と半数を占めております。


診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

◆ 各診療科別に症例数の多い DPC14 桁分類入院について DPCコード、DPC名称、患者数、当院の平均在院日数、全国平均在院日数、転院率、平均年齢、 患者用パス有・無、解説を示しております。
◆ 全国の平均在院日数は厚生労働省のDPC対象病院における診断群分類別平均在院日数(平成27年度)の平均在院日数を示しております。( http://www.prrism.com/dpc/H27_dpczaiinnniltusuu.xls )
◆ 患者パス 欄の「■」はクリティカルパス(クリニカルパス)を導入しています。

※DPCとは、急性期入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度であり、疾患・手術・処置・重症度・副傷病等で14桁に分類されています。DPCコードとは14桁の分類、DPC名称とは分類された疾患・手術・処置・副傷病の名称のことです。
※ クリティカルパスとは、良質な医療を効率的、かつ安全、適正に提供するための手段として開発された診療計画表のことです。

消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等 250 7.58 9.79 2.40% 71.97
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患手術なし 45 7.40 10.42 0.00% 74.13
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 50 7.42 8.27 0.00% 73.32
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 40 6.5 5.39 0.00% 60.80
060280xxxxxxxx 膵臓、脾臓の腫瘍手術なし  39 5.38 4.80 0.00% 70.51
 胆管結石や胆管炎が最も多く、特に胆管炎は高齢者に多く、迅速な処置を施さなければ生命に危機を及ぼす疾患です。当院では、他の施設で発症した胆管炎も積極的に受け入れ、内視鏡治療を行っています。消化器癌領域では胃癌、膵癌が多くをしめており、膵腫瘍に対しては積極的に組織学的な診断根拠を得て(EUS-FNAなど)、適切な治療への指針としています。また、地域医療支援病院の役割として、憩室炎や腸炎などの救急や紹介に対しても入院加療を含め対応しています。


循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等 397 3.99 4.40 1.01% 72.10
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患手術なし 319 2.84 3.01 0.00% 71.57
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈経皮的カテーテル心筋焼灼術 192 5.22 5.02 0.00% 68.08
050130xx99000x 心不全手術なし 173 19.68 17.71 23.12% 83.51
050170xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症含む)再発性心筋梗塞その他の手術あり 96 15.38 12.37 4.17% 67.93
 循環器内科では、狭心症・心筋梗塞に対する経皮的冠動脈ステント留置術、不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術、下肢の血管狭窄に対するステント留置術・拡張術を多く実施しております。当院は24時間365日ハートコール体制を整備しており、カテーテル治療については予定手術だけでなく、数多くの緊急手術も実施しております。 また、高齢者における大動脈弁狭窄症が増加してきており、低侵襲手術であるTAVR (経カテーテル大動脈弁置換術)も積極的に行っております


呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍手術なし 167 3.50 3.34 0.60% 71.05
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎手術なし 152 15.63 20.84 64.47% 84.61
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 80 24.43 18.84 7.50% 74.23
040040xx99090x 肺の悪性腫瘍手術なし 66 14.08 10.20 0.00% 66.88
040040xx99040 肺の悪性腫瘍手術なし 57 13.89 9.59 0.00% 71.53
 呼吸器感染症、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、びまん性肺疾患(間質性肺炎など)、肺癌を中心とした呼吸器系腫瘍など呼吸器疾患全般にわたり診断、治療を行っています。呼吸機能検査、呼気一酸化窒素濃度測定、心肺運動負荷検査などの生理機能検査が可能であり、各種疾患の診断、病状評価を積極的に行っています。 € 呼吸器系腫瘍やびまん性肺疾患に対しては気管支鏡検査、超音波内視鏡検査はもとより呼吸器外科との綿密な連携により必要な症例に対しては迅速な外科的生検を行っています。€ 呼吸器系腫瘍に対しては、呼吸器外科、放射線科との綿密な連携により集学的治療を行っています。誤嚥性肺炎については、継続したケアやリハビリテーションの必要性から包括的なケアを行えるよう、地域連携パスを作成し、運用しています。


内分泌・代謝科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)手術なし 103 13.69 13.72 5.83% 65.72
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)手術なし 33 10.39 10.84 0.00% 63.85
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)手術なし 24 15.17 15.20 12.50% 73.54
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 12 17.83 13.41 0.00% 65.42
100070xx99x101 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。)手術なし 5 15.80 18.38 20.00 87.60
 糖尿病のコントロールや合併症対策、患者に糖尿病についてさらに知識や実践を向上させていただくことを目的に、外来診療はもとより、 糖尿病教育入院・糖尿病教室、栄養指導やフットケアといった療養指導から合併症のある重症糖尿病まで幅広く治療できるように取り組んでいます。患者や地域の開業医に対しての啓発活動として糖尿病に関するセミナーも定期的に開催しています。


脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 36 17.50 16.13 36.11% 71.44
010230xx99x00x てんかん手術なし 34 10.56 7.10 23.53% 60.00
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 27 15.19 16.16 29.63% 77.56
010060x0990201 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満)手術なし 15 14.93 16.17 6.67% 75.53
010060x2990411x 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 15 23.00 18.24 33.33 75.47
 脳神経内科は、脳・脊髄の中枢神経系、末梢神経や、筋肉の病気を診る内科です。代表的な疾患は、脳血管障害(脳梗塞・脳内出血・脳塞栓・一過性脳虚血)、認知症(アルツハイマー病・脳血管性認知症・軽度認知障害、その他 認知機能障害)、一過性全健忘、頭痛、てんかん、痙攣、感染性疾患(脳炎・髄膜炎)、神経難病(パーキンソン病・パーキンソン症候群、脊髄小脳変性症・多 系統萎縮症・筋萎縮性側索硬化症・重症筋無力症・多発性筋炎・筋ジストロフィー等筋疾患、 等々)、脊髄疾患、神経根障害、末梢神経障害(炎症性・糖尿病性・ビタミン欠乏性等)などがあります。神経学的所見に加えて、各種高度先進技術による3T-MRI、シンチ(SPECT,MIBG,DATscan)、MEG、誘発筋電図などを駆使し、脳、脊髄や末梢神経・筋の、形態および機能の状態を解明するとともに、先進的な神経学的治療や急性期リハビリテーションを推進し、早期の機能回復と社会復帰に資することを旨としています。入院後早期から退院支援を行い、在宅復帰に向けたリハビリテーション病院への転院や退院後の生活状況を考慮した退院支援に取り組んでおります。


小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上)手術なし 170 5.39 6.17 7.06% 0
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 130 5.78 6.19 0.00% 1.55
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満)なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 101 6.15 5.69 0.00% 3.09
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 87 5.61 5.73 2.30% 2.01
030270xxxxxxxx 上気道炎 55 5.44 4.94 0.00% 1.76
新生児医療においては、出生児の呼吸器疾患や黄疸の治療が多くみられますが、出生児体重2500g未満の新生児の治療も行っております。院内出生のみならず、他医療機関にて出生された治療を要する新生児の積極的な受け入れも行っております。その他の小児医療においては、気管支喘息、肺炎、気管支炎等の呼吸器疾患が多い傾向ですが、胃腸炎やてんかん発作、尿路感染症等幅広く治療を行い、必要時には他科と共同診療を行っております。また、食物アレルギーや成長ホルモンの検査入院も実施しております。 疾患に対する治療だけでなく、児の成長・発達全般を支える診療を行っております。


産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx01xxxx 分娩の異常子宮破裂手術等 148 8.24 9.53 2.03% 33.46
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍子宮頸部(腟部)切除術等 41 2.12 3.13 0.00% 39.37
120170xx99x0xx 早産、切迫早産手術なし 39 13.62 19.06 2.56% 29.00
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常子宮全摘術等 37 8.11 9.66 0.00% 32.78
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍子宮全摘術等 34 8.94 9.87 0.00% 44.53
 地域周産期センターとして早産・切迫早産や妊娠高血圧症候群などのハイリスク妊産婦の紹介を多く受けており、産科では緊急を含む帝王切開の症例を多く取り扱っております。婦人科は子宮筋腫や卵巣のう腫、子宮体がん、子宮頚がんなどの良性から悪性までの婦人科疾患に幅広く対応しております。


外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 132 5.15 4.85 1.52% 68.94
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など)腹腔鏡下胆嚢摘出術等 109 7.72 6.37 0.00% 66.15
060150xx03xxxx 虫垂炎虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 67 5.69 5.45 0.00% 40.88
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等 64 8.63 7.13 1.56% 64.48
060035xx02000x 結腸(虫垂含む。)の悪性腫瘍結腸切除術 全切除、亜全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 62 16.58 15.02 0.00% 72.52
 外科では食道から肛門まで一連の消化管疾患、肝臓・胆嚢胆道・膵臓、さらに後腹膜/骨盤臓器(副腎・膀胱・卵巣・子宮)など、腹腔内全域におけるあらゆる疾患に手術対応できる体制を整えております。癌治療では、da Vinciによって従来の腹腔鏡手術に比べより精密に手術を行うことができます。特に直腸がんでは根治性を損なうことなく、術後の生活に必要な筋肉や神経を温存することができます。また胃がんでは膵臓を傷つけることなく手術が可能となり、術後合併症の発生率を減少させます。また急性腹症にも24時間体制で対応し、地域に貢献しております。


呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍手術あり 83 11.87 11.51 1.20% 71.60
040200xx99x00x 気胸手術なし 29 15.24 9.11 3.45% 48.00
040200xx01x00x 気胸肺切除術等 18 14.22 10.18 0.00% 34.17 040040xx9910xx
肺の悪性腫瘍手術なし 10 2.80 3.34 0.00% 73.70
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍肺切除 気管支形成を伴う肺切除等 - - 9.26 - -
 呼吸器領域の疾患を対象にし、診断及び治療は呼吸器内科や放射線科と緻密な連携のもとに行っています。安全な手術を第1に可能な限り小さい手術創で呼吸器外科領域の手術を施行しています。 胸腔鏡を用いた手術および診断(生検)(適応があれば)を行い、創傷跡も小さくしています。なお、原発性肺癌および転移性肺腫瘍、悪性胸膜中皮腫・肺良性腫瘍、肺真菌症、気腫性肺疾患、気胸、縦隔疾患、胸腺腫、その他の縦隔腫瘍、胸膜疾患、横隔膜疾患、外傷性疾患、胸部外傷、胸腔鏡を用いた各種診断・治療などに対応しており、特に肺がん、気胸を多く取り扱っており、石綿検診の受け入れもおこなっており、悪性胸膜中皮腫に対しても治療可能です。


乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 82 5.28 6.10 0.00% 58.94
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 74 10.11 10.34 0.00% 60.39
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍:手術なし,手術・処置等2-4あり 45 2.47 4.25 0.00% 51.11
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍手術あり 15 3.40 3.94 0.00% 42.60
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍:手術なし,手術・処置等2-6あり 11 2.00 4.27 0.00% 60.36
 乳腺外科では手術療法、化学療法、内分泌療法(ホルモン療法)、放射線療法、病理検査によるエビデンスに基づいた診断と 治療を形成外科、放射線治療科、病理部などと連携して行っています。また、化学療法に関しては、初回のみ短期の入院で行っています。


整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術 肩、股等 185 24.75 25.94 71.35% 81.53
160760xx97xxxx 前腕の骨折手術あり 153 2.82 5.54 0.00% 61.64
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 63 3.92 5.41 0.00% 48.41
07040xx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性含む)人工関節再置換術 52 20.21 21.53 1.92% 68.77
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 44 9.7 15.09 18.18% 75.25
 整形外科は、運動器全般すなわち、骨、関節、筋肉、神経などすべての領域の疾患の治療を受け持っております。近年の高齢化社会を迎え、骨粗鬆症に起因する骨脆弱性骨折が増加しております。手や肘の骨折を含めた外傷や変形、神経障害に対する手の外科の治療は、手の外科専門医が積極的に診療に従事しています。また変形性股関節症に対しては、より精密で正確な手術を可能とするナビゲーションシステムを用いた人工関節置換術を行っています。さらに一般病院ではほとんど治療をされない骨軟部腫瘍の治療は、肉腫の場合は、①抗がん剤、②手術、③放射線をうまく組み合わせる集学的治療を行います。骨転移の場合は、原発に対する治療と平行して、ケアと集学的治療を組み合わせ、「動ける」「生活できる」トータルマネジメントを行います。日本整形外科骨・軟部腫瘍相談コーナーの一施設として認定を受け、積極的に取り組んでいます。
 

脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)なし 手術・処置等1なし手術・処置等2な定義副傷病なし 44 17.86 18.81 68.18% 69.59
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)なし手術・処置等1なし手術・処置等22あり定義副傷病なし重症度等発症前Rankin Scale0、1又は2 30 16.87 16.16 40.00% 73
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上)なし 手術・処置等2なし定義副傷病なし 21 21.76 20.96 71.43% 77.43
010050x02x00x 非外傷性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし定義副傷病なし 19 8.53 11.86 10.53% 76.84
01000xx2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)なし手術・処置等1なし手術・処置等24あり定義副傷病なし重症度等発症前Rankin Scale0,1又は2 19 20.84 16.13 68.42% 68.68
 脳神経外科では、24時間365日、地域医療機関及び救急隊と脳卒中CALLで、患者様の受け入れをおこなっています。脳CTはもちろんのこと脳MRIやMRA(MRIを使った無侵襲な血管撮影法)、脳血管カテーテル検査が緊急で撮影できる体制をとっており,早期に適切な治療を受けられます。入院後早期から退院支援を行い、在宅復帰に向けたリハビリテーション病院への転院や退院後の生活状況を考慮した退院支援に取り組んでおります。
 

心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。)ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 37 13 29.38 23.77 15.38% 70.38
050163xx02x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤切除術(吻合又は移植含む。)腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 - - 19.82 - -
050080xx01020x 弁膜症(連合弁膜症を含む。)ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 - - 33.00 - -
050161x97x10x 解離性大動脈瘤その他の手術あり - - 27.88 - -
050163xx99000x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤手術なし - - 8.28 - -
 心臓血管外科は心臓病センターとして循環器内科と緊密な連携を保って診療をおこなっています。心疾患はもとより末梢血管疾患に至るまで内科、外科の両面から治療法を検討し、患者さんに安全で最も侵襲の少ない治療法を選択しています。大動脈瘤に対する低侵襲手術であるステントグラフト手術は医師の退職に伴い減少しておりましたが、現在は医師も着任しており、ステントグラフト手術を積極的に行い、高齢者で合併症の多い方にも手術を行っています。一方、老人性大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症などの変性弁膜疾患が増加し、大動脈弁狭窄症に対する弁置換術と僧帽弁閉鎖不全症に対する弁形成術を行っています。
 

泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍手術なし 122 2.34 2.49 1.62% 72.73
11012xxx020x0x 上部尿路疾患経尿道的尿路結石除去術 119 6.4 5.61 1.68% 62.88
110070xx0200xx 膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 86 10.12 7.07 2.33% 77.45
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症手術なし 67 10.45 12.58 11.94% 70.99
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患その他の手術あり 54 5.85 7.38 1.85% 66.46
 泌尿器科は、年間約605件(前立腺生検122件含む)の手術・検査を行っております。悪性疾患に対しては、診療ガイドラインに基づきながらも個々の患者さんにとって最適な治療を提供しております。また、良性疾患に対しては、患者さんのQOL(quality of life:生活の質)向上をまず第一に考えて診療しています。なお、進行した膀胱癌や神経因性膀胱のため尿路変更を行っている患者さんは、月1回のストーマ外来を皮膚排泄ケア認定看護師が行っています。


耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患  68 6.78 7.8 0.00% 22.24
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎手術なし 49 4.2 5.45 0.00% 35.31
030400xx99xxxx 前庭機能障害手術なし 37 4.86 5.01 0.00% 64.49
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍手術あり 32 5.94 7.24 0.00% 56.44
030440xx01xxxx 慢性副鼻腔炎 16 7.63 6.8 0.00% 58.13
 頭頸部外科分野では、癌をはじめとする耳鼻咽喉領域の腫瘍(口腔を含む)や甲状腺腫瘍、唾液腺(耳下腺・顎下腺)腫瘍など手術によって治療する疾患や難聴やめまいに対しては点滴を行うなど、内科的アプローチで治療する疾患も多くあります。また、扁桃炎、扁桃周囲膿瘍に対しても、習慣性のものであれば扁桃摘出術も積極的に行っております。副鼻腔炎に対しても保存的加療で難治であれば内視鏡下手術を行っております。頭頸部癌に対する化学療法や放射線療法、手術療法についても取り扱っております。


形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等手術・処置等1なし 29 3.28 4.01 0.00% 56.17
020230xx97x0xx 眼瞼下垂手術あり手術・処置等2なし 25 2.4 3.1 0.00% 73.4
090010xx04xxxx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。)鼻骨骨折整復固定術等手術・処置等1なし手術・処置等2なし 13 5.54 5.26 0.00% 38.46
10010xx97x1xx 糖尿病足病変あり手術・処置等2あり 9 58.11 48.04 11.11% 72.33
080006xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍組織拡張による再建手術(一連に付き)乳房再建手術の場合等 7 14.71 8.03 0.00% 51.71
  形成外科では、良性の皮膚腫瘍から、外傷による顔面骨骨折手術、悪性腫瘍切除後再建手術といった他科と共同して行う大きな手術まで、幅広く対応しております。また、高齢化社会・生活習慣病増加に伴い、糖尿病や動脈硬化症に伴う皮膚潰瘍・壊疽が増加しており、関連診療科と連携を図りつつ症例ごとにあった治療を行っております。


眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患手術あり 247 3.02 2.78 0.00% 76.13
 全身疾患に併発する眼疾患、糖尿病や高血圧、腎疾患などの眼底病変に対してレーザー治療に重点を置いて管理しています。白内障に関しては小切開超音波白内障手術を行っており、術後早期からの視力回復を得ています。


初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数ファイルをダウンロード

◆ 5 大がんについて、集計期間に入院治療を行った、初発患者は国際対がん連合(UICC)が定義するがんの病期分類(TNM)による退院患者数を、再発患者(再発部位 によらない)は期間内の延患者数を示しています。 「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
◆ 病期分類は、がんがどれくらい進行しているかを意味します。stage0 から satgeⅣまであり stageⅣが最も進行していることになります。
◆ stage は一連の治療を決定する際に用いた病期分類を、術後の病期分類がなければ術前所見に基づく stage を選択しています。

※5大がんとは 肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がんを主要 5 大がんとしています。
※TNM とは がんの病期の評価、分類法です。 T:原発巣の大きさと浸潤を評価します。N:所属リンパ節への転移状況を評価します。M:遠隔転移の有無を評価します。 これらを総合的に組み合わせて病期 stage0~stageⅣが決まります。
※初回治療とは がん(含転移巣)に対して、初めに計画された一連の治療および症状緩和的な治療を指します。 自施設のみならず他施設での治療経過も含みます。 一連の治療とは 治療計画再評価までの間におこなわれる治療を総括して指します。 例:手術後、化学療法4クールを行った後再評価、という事例であればこれら全てが一連の治療となり入院回数は問いません。
症状緩和的な治療とは 直接的にがん組織に対するものではなく、がんによる症状の緩和・軽減のために行われる治療です。

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 93 24 31 37 3 37 1 8
大腸癌 40 56 65 66 3 45 1 8
乳癌 91 77 12 3 8 26 1 8
肺癌 71 7 30 86 6 117 1 8
肝癌 4 12 9 12 2 39 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
・胃癌  令和元年度は225例となっております。ステージ別にみると、最も多いのはⅠ期で41.3%と多く、他病院からの紹介患者も受入れしております。
・大腸癌 令和元年度は275例となっております。最も多いのはⅢ期・Ⅳ期で47.6%と重症度の高い方の占める割合が多くなっております。
・乳癌  令和元年度は217例となっております。Ⅱ期までで77.4%をしめており、がん検診の啓発活動等による早期発見、早期治療が進んでいる結果であると思われます。
・肺癌  令和元年度は317例となっております。最も取り扱いが多いがん種で、診断及び治療は呼吸器内科や放射線科と緻密な連携のもとに行っています。
・肝癌  令和元年度は78例となっております。ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術、肝切除術などの集学的な治療を行っています。


成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

◆ 入院契機傷病名および最も医療資源を投入し傷病名に対する ICD10 コードが J13~J18$ で始まるものに限定しております。
◆ 重症度分類は、下記の表にあるA-DROP スコアを用いる。重症度分類の各因子が一つでも不明な場 合は「不明」と分類する。重症度の計算には年齢・性別因子を考慮すること。

※ICD10 とは世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した疾病、傷害及び死因の統計分類です。
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsの略語」

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 27 11.96 54.93
中等症 139 16.78 77.11
重症 18 26.89 82.83
超重症 5 19.20 79.40
不明 - - -
 重症度は、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。当院の入院患者では、中等症が139例と最も多くなっております。気管支喘息や COPD(慢性閉 塞性肺疾患)を合併していると重症化しやすくなります。重症度と平均年齢は比例しており、成人市中肺炎は高齢になるほど重症になることが分かります。当院では入院早期から早期退院に向けた取 り組みを行っています。その取り組みのひとつとして、積極的に地域医療連携パスを利用しています。


脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード

◆ 医療資源を最も投入した傷病名が脳の虚血性疾患の患者さんを対象として、その発症から入院までの日数別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を 示しております。

※ICD10 とは世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した疾病、傷害及び死因の統計分類です。
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsの略語」

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
I63$ 脳梗塞 3日以内 269 21.10 75.44 47.96%
その他 28 15.71 74.07 25.00%
 当院では救急搬送受入れの円滑化を目指し、救急隊から医師が直接依頼を受ける脳卒中コールを24時間365日実施しております。 t-PA(血栓溶解療法)、DSA(血管内造影)による血栓回収、開頭術などをはじめとする、高度の合併症を有するすべての脳卒中に対応しております。269例と最も多い3日以内の脳梗塞症例では、当院での急性期治療を終えた患者は、在宅復帰に向けたリハビリを実施している病院(回復期リハビリテーションなど)への転院も活用しながら社会復帰にむけた支援を行っております。


診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

◆ 診療科別に手術件数の多い順に上位5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢、患者用パスの有・無を示しております。
◆ 患者パス 「■」はクリティカルパス(クリニカルパス)を導入しています。「-」はクリニカルパスを導入しておりません。
◆ 手術術式の点数コード(K コード)による集計ですが、輸血関連(K920$)は除外しております。
◆ 術前日数は入院日から手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は手術日(手術日当日は含まない)から最終的な退院日までとしています。

消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 172 2.88 6.35 4.65% 73.12
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他のもの) 85 1.39 2.42 0.00% 66.82
K654 内視鏡的消化管止血術 46 0.93 6.52 4.35% 66.46 K635
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 44 .09 5.30 0.00% 73.73
胸水・腹水濾過濃縮再静注法 34 8.09 7.15 5.88% 67.68
 消化器内科では、内視鏡で行う手術が上位となっています。特に膵胆道系疾患に対する処置が多いのが、当科の特徴であります。胃・十二指腸の悪性腫瘍に対するポリープ・粘膜切除術も行っており、特に早期胃癌に対する粘膜下層剥離術を多く行っています。大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術の症例も多く行っていますが、これらのポリペクトミー目的の治療は主に日帰り手術を実施しております。 緊急性が高い手術として消化管からの出血を凝固やクリップを用いて止血する内視鏡的消化管止血術も行っています。また、非代償性肝硬変患者や癌性腹水患者の苦痛緩和ため、胸水・腹水濾過濃縮再静注法(CART)を数多く行っております。  


循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 222 1.85 1.94 2.25% 72.33
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 168 1.65 2.98 0.60% 69.63
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 120 3.52 7.26 12.50% 75.81
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 74 0.09 8.19 12.16% 72.88
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 59 0.02 16.07 13.56% 70.37
 循環器内科では、狭心症・心筋梗塞に対する経皮的冠動脈ステント留置術、不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術、下肢の血管狭窄に対するステント留置術・拡張術を多く実施しております。当院は24時間365日ハートコール体制を整備しており、カテーテル治療については予定手術だけでなく、数多くの緊急手術も実施しております。 また、高齢者における大動脈弁狭窄症が増加してきており、低侵襲手術であるTAVR (経カテーテル大動脈弁置換術)も積極的に行っております。  


産婦人科
>
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 1304 2.1 5.78 2.31% 32.86
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 108 1.54 6.44 0.00% 33.62
K893 吸引娩出術 45 0.73 5.22 0.00% 32.36
K867 子宮頸部(腟部)切除術 41 0.02 1.1 0.00% 39.37
K877 子宮全摘術 33 2 6.73 0.00% 52.3
 当院は地域周産期母子医療センターであり、ハイリスクの方の分娩を積極的に受け入れております。そのため産科では、帝王切開術(選択・緊急を含む)を多く実施しております。また、婦人科疾患を対象としたレディース外来・病棟を開設しており婦人科では良性・悪性疾患を含めた手術が実施されています。  


外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 184 2.43 6.49 2.72% 66.39
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 117 2.61 1.71 0.00% 69.36
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 87 5.43 13.05 2.30% 71.05
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 63 0.22 4.49 0.00% 39.54
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 33 5.42 6.79 0.00% 68.97
 2019年度の外科の手術件数は 1016 件で、腹腔鏡下胆嚢摘出術 184 例(うち緊急手術 53 例)、ソケイヘルニア手術 135 例(前方アプローチ法 117 例、腹腔鏡下 18 例)、結腸悪性腫瘍手術 116 例(開腹 29 例、腹腔鏡下 87 例)、腹腔鏡下虫垂切除術 77 例(膿瘍を伴わない 63 例、膿瘍を伴う 18 例)などが上位でした。疾患頻度としては、急性腹症が全体の 32 %(急性虫垂炎 71 例、消化管穿孔 37 例、腸閉塞 29 例など)、悪性腫瘍手術が全体の 28 %(大腸癌 163 例、胃癌 75 例など)で、緊急疾患および大腸悪性疾患が多い事が特色となっておりました。


呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 41 2.12 8.68 0.00% 73.02
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 31 2.42 8.39 3.23% 71.52
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 20 9.20 7.70 0.00% 37.30
K513-2 胸腔鏡下肺切除術(その他のもの) 11 2.73 6.00 0.00% 67.55
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -
 呼吸器外科では、肺癌や気胸に対する胸腔鏡下による肺の悪性腫瘍手術や肺切除術が上位を占めています。患者様の状態に応じて、悪性胸膜中皮腫や肺癌に対する手術は、胸膜外肺全摘術(EPP)または胸膜切除剥皮術(P/D)を選択しています。  


乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 83 1.55 2.80 0.00% 59.99
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 43 1.00 6.93 0.00% 61.86
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) 12 1.50 7.92 0.00% 66.08
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル未満) 11 0.82 1.45 0.00 46.82
K476-31 動脈(皮)弁を用いた乳房再建術(乳房切除後)(一時的に行うもの) 11 1.00 14.55 0.00% 44.45
 乳腺外科では、乳腺悪性腫瘍手術が実施手術の75.8%を占めております。また、乳がん手術におけるセンチネルリンパ節生検ではCTリンパ管造影と色素法を併用によりラジオアイソトープ法と同等以上の精度の高い手術を行っております。 また、1期的乳房再建術も行っており、乳房切除術の30%がこれにあたります。乳腺性疾患(乳腺良性腫瘍等)についても多く治療を行っております。  


整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 172 4.84 13.04 53.49% 76.94
K0462 骨折観血的手術(前腕) 145 2.01 3.98 7.59% 65.92
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(下腿) 97 0.6 1.31 0.00% 61.03
K0811 人工骨頭挿入術(股) 82 5.39 18.2 71.95% 82.12
K0821 人工関節置換術(膝) 82 1.63 17.73 3.66% 70.79
 整形外科では、骨折観血的手術が骨折部位を問わず積極的に数多く実施されています。また、入院後早期から退院支援を行いスムーズな退院・リハビリ等の治療が継続できるよう、大腿骨頚部骨折の地域連携パスを運用しており、高い転院率となっています。


脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 0.04 7.71 10.71% 77.32
K178-4 経皮的脳血栓回収術 25 0.4 27.52 76.00% 79.48
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 12 4.75 31.67 41.67% 59.5
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 11 10.36 28.64 90.91% 69.64
K1781 脳血管内手術(1箇所) 11 1.09 17.73 18.18% 60.82
  脳神経外科では、脳主幹動脈閉塞を伴った超急性期脳梗塞については、アルテプラーゼ(tPA)静注療法といった内科的血栓溶解療法に加え、積極的にカテーテル治療(血管内治療)による急性期血行再建術を行っています。また、くも膜下出血については、開頭手術によるクリッピング術や、カテーテル治療による脳動脈瘤塞栓術など患者の状態に合わせて選択・実施しています。無症候性内頚動脈狭窄症や未破裂動脈瘤などに対する開頭手術やカテーテル手術、良性脳腫瘍、頭蓋底腫瘍などの腫瘍性疾患、顔面けいれんや三叉神経痛などの機能性疾患に対しての外科的治療等、脳神経外科一般の多くの疾患に対し治療を行っています。


心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5551 弁置換術(1弁) 9 11 33 33.33% 74
K5607 大動脈瘤切除(腹部大動脈(その他)) 8 3.5 19.38 0.00% 74.38
K5552 弁置換術(2弁) 7 3.29 21.71 0.00% 68
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 6 11.67 27.33 0.00% 71.33
K5603ニ 大動脈瘤切除術(上部・弓部同時)(その他) 5 6.8 58.2 60.00% 74.8
 心臓血管外科手術での冠動脈バイパス術はカテーテル治療(経皮的冠動脈形成術:薬剤溶出ステント治療)の増加で漸減傾向にあります。一方、高齢化のため、腹部大動脈瘤や胸部大動脈瘤、老人性大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症などの変性弁膜疾患が増加傾向にあります。大動脈瘤の手術治療では、開腹や開胸を行って、動脈瘤を直接露出し、動脈を切除して人工血管を縫合して取り替える人工血管置換術を行っております。80歳を超える高齢者であっても待機的に行う弁膜症手術は安全であると考えられ、大動脈弁狭窄症に対しても弁置換術を積極的に行っております。僧帽弁閉鎖不全症に対する弁形成術も増加しています。


泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 113 2.84 6.77 1.77% 76.39
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 103 1.93 4.55 1.87% 62.79
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 94 0.94 4.79 1.06% 67.15
K7981 膀胱結石、異物摘出術(経尿道的手術) 22 3.23 9.73 4.55% 74.73
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) 18 2.72 8.72 0.00% 72.11
 泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、膀胱内視鏡を用いて腫瘍を切除します。次いで多いものは、経尿道的尿路結石除去術です。レーザーで破砕し結石を摘出します。当科で取り扱う術式の多くが、経尿道的な術式で低侵襲的な手術となっております。また、手術支援ロボット“ダヴィンチ”を導入し、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援機器使用)も行っております。


眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 247 1.02 1.00 0.00% 76.13
 眼科では白内障手術のみを取り扱っており、2泊3日の入院で年間約250件の手術を実施しております。


耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 89 1.09 4.56 0.00% 21.76
K3892 声帯ポリープ切除術(直達口頭鏡) 15 1.20 1.40 0.00% 62.53
K3192 耳下腺腫瘍摘出手術(耳下腺腫瘍浅葉摘出手術) 13 1.31 3.69 0.00% 61.08
K6261 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) 13 2.23 10.69 0.00% 60.69
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 10 0.8 7.2 0.00% 59.9
 口蓋扁桃手術の症例数が多く、平均21歳と幼児からの若年層が多く含まれております。個人医院からの紹介率も高く、頭頚部癌のなかでも耳下腺腫瘍摘出術の症例も増えています。


形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 149 0.43 1 0.00% 72.29
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) 12 0.58 4.25 0.00% 60.08
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼拳筋前転法) 11 0.36 1 0.00% 74.82
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径3㎝以上6㎝未満) 10 0.3 1.2 0.00% 58.7
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) 7 1.00 12.71 0.00% 51.71
 形成外科では、外傷、腫瘍、先天異常、変性疾患など多岐にわたりますが、特に皮膚腫瘍剔出術、高齢者に多い眼瞼下垂手術や、乳房再建の手術件数が多く、整容面にも配慮して治療を行っております。


その他
(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

◆医療の質の改善に寄与するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患であるDIC(播種性血管内凝固症候群)、敗血症、その他の真菌症、手術・術後の合併症について、入院契機病名の同一性の有無を区別して患者数と発症率を示しています。
 ここに示している患者数で「入院契機と同一」とは、入院した時に播種性血管内凝固症候群と診断されている患者さんであり、「入院契機と異なる」とは、入院した時には別の病気で入院したが、その後に播種性血管内凝固症候群を発症し、元々の病気の治療よりも播種性血管内凝固症候群の治療に時間を要する場合をお示ししております。

※DIC(播種性血管内凝固症候群)
様々な基礎疾患に合併して凝固系が亢進し、全身の細小血管内に微小血栓が多発して臓器障害が起こる病態。これに伴って凝固因子、血小板が大量に消 費されて減少し、また線溶系も亢進するため出血症状をきたす。原因となる基礎疾患には悪性腫瘍、敗血症が多い。
※敗血症
細菌感染によってひき起こされる全身性炎症反応(SIRS)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 1 0.09%
180010 敗血症 同一 4 0.13%
異なる 4 0.10%
180035 その他の真菌感染症 同一 2 0.10%
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 23 0.20%
異なる 6 0.12%


外科的大手術後や癌、重篤な感染症などにより血液の凝固に異常をきたし、播種性血管内凝固症候群がおこることがあります。 手術や処置などを行う際には合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。

【180040 手術・処置等の合併症の内訳】
手術・処置後の合併症(出血、膿瘍、感染症など) 75.9% 
挿入した人工関節の脱臼、ゆるみなど 10.3%
吻合部狭窄 10.3%
薬物・薬剤の有害作用による合併症 3.5%
その他 14%
更新履歴
2020/9/29
病院指標を公開しました

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