研修医募集

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カリキュラム

臨床研修を行う分野及び研修期間

当プログラムの研修期間は、内科(6ヶ月)、救急部門(3ヶ月※麻酔科研修4週を含む)、外科(2ヶ月)、麻酔科(1ヶ月)、小児科(1ヶ月)、産婦人科(1ヶ月)、精神科(1ヶ月)、地域医療(1ヶ月)、一般外来(1ヶ月)は必須ローテートとし、産婦人科(1ヶ月)と選択科目(8ヶ月)を組み込んでの計2年間のローテートとなっている。

臨床研修を行う各分野の研修期間は下記の通りであるが、研修医の意欲や要望、進捗度に応じて指導医並びにプログラム責任者が許容する範囲で、受け持ち患者数や手技等を経験する機会を増やすことが可能である。また、ローテート科以外の他科医師に専門的なアドバイスを求めることや、看護部、診療技術部、薬剤部など他職種との交流はもちろん、外部との合同カンファレンスへ参加することも積極的に奨励している。

科目 研 修 内 容
必修科 内 科 研修医全員が最初にローテートする診療科だけに診療に関する基本的な流れや院内のシステム等を体得する。診断に必要な各種検査のほかに、内科疾患全般の入院患者を担当する病棟、総合診療がある。病棟では指導医の下で入院患者4~5名程度を受け持ち、サマリー記載もこなす。
救急

指導医の下での救急外来受診患者の初期診察と初期治療を中心に研修を行う。週1~2回の救急当直(副直)に入る。入院患者については、病棟主治医が決まるまでの間を救急指導医と共に受け持ち、主治医(指導医もしくは上級医)への相談、緊急入院や他科への転科など実践的な診療が体得できる。救急部門の研修は主に急病救急部で行うが、平日の日勤帯では要請によりドクターカーでの緊急出動、ACLS講習会等の救急関係の講習への参加はもちろん、自身のスキルアップのため外部研修や学会参加等も積極的に推奨している。
また麻酔科研修部門においては、手術・中央材料室の看護師、外科医、整形外科医、心臓外科医、血管外科医、脳神経外科医といった外科系医師及び急病救急医との連携や周術管理を学ぶ。手技においては気管挿管を集中的に行う。

地域医療 地域かかりつけ医としての外来診療や在宅訪問診療等を研修する。研修の受け入れ先は研修医の希望を聞き、受け入れ日程については当該施設と調整して決める。
産婦人科 産婦人科外来の見学、産婦人科病棟で研修を受ける。分娩や婦人科系手術の立会い、術前・術後の管理、助産師との連携などを学ぶ。指導医と共に周産期の方を数名受け持つ。月4回程産婦人科の副直にも参加する。
小児科 主に一般小児と新生児医療の研修、NICU等での病棟研修を受けられる。入院患者も数名受け持ち、希望によりNICU及び小児救急の副直にも参加できる。
外科 主に消化器外科疾患の入院患者を担当する病棟研修、外科初診外来における付添い、手術の術前・術後の管理等。縫合等の手技も体得する。指導医の下で入院患者4~5名程度を受け持つ。指導医と共にオンコール体制に入る。また、研修医の希望により消化器外科以外の外科手術見学等も可能としている。
精神科 研修は三国丘病院もしくは大阪さやま病院で行う。入院患者(認知症、うつ病、統合失調症疾患等)への診療、外来での付添い研修等を経て、精神科診療と疾患への理解を深める。
選択科目 研修医は選択科目によって臨床研修の内容をより一層充実させることが可能となる。当院で研修可能な診療科は、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、内分泌・代謝科、脳神経内科、外科、呼吸器外科、心臓外科、血管外科、乳腺外科、小児科、産婦人科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、麻酔科、急病救急部、中央放射線部、病理診断科、緩和ケア科となっており、研修医同士で話し合い、設計したローテート内容を実施している。
 選択科目については研修の有用性を考慮し、研修医同士で妨げにならない限り、期間割(ローテーション・スケジュール)については柔軟に対応する。

期間割は、担当診療科(及び協力施設)と研修医の要望を調整し、臨床研修管理委員会で承認されて進められる。2年間で研修医が厚生労働省の到達目標を達成し修了するために、臨床研修管理委員会、プログラム責任者、そして、各診療科の指導医が定期的に状況を把握することが重要であり、そのためには当該研修医との面談を通して、必要に応じたアドバイスする。

研修医は下記のような研修期間割の基本例を参考に、選択期間の研修科、さらにその先の専攻医(後期)研修を見据えたローテーションスケジュールを設定することができる。

ローテートの一例

月数 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
1年次 内科 外科 救急 産婦人科
2年次 小児科 一般外来 精神科 地域医療 選択

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