診療体制
整形外科センター(整形外科)は、2019年4月1日より、近畿大学医学部整形外科関連施設としてスタートいたしました。日本整形外科学会認定整形外科専門医の資格を有した、常勤医師4名ならびに非常勤医師4名により、日々の診療に従事し外来や手術ならびに救急に対応しております。
また、人工関節センターを併設しており、股関節置換術(THA)や人工膝関節置換術(TKA)にも力を入れております。
特徴
外来はあえて専門を標榜せず、幅広く可能な限り対応しております。治療においては、整形外科ガイドラインに準じ保存的治療はもちろんのこと、手術が必要な場合は、患者さんの同意のもとふさわしい術式を選択します。
診療内容
整形外科領域(運動器ならびに脊柱脊髄疾患)は多岐にわたり、日常遭遇する腰痛や膝の痛み、スポーツや事故に伴う外傷、骨粗鬆症をはじめ加齢に伴うさまざまな現象、リウマチや変形による関節症などがあげられます。そのため、整形外科領域も細分化され、関節(上肢も肩、肘、手ならびに下肢も股、膝、足など)、脊椎脊髄、リウマチ、骨粗鬆症など各疾病別に分類され最近では、専門外は診察しないという外来形式をとられている病院が数多くなりつつあります。しかしながら、当院のように市民病院として公的な立場では当てはまらず、まず気軽に受診していただき、可能な限りの診断により的確でしかも患者さんに適した治療ならびにアドバイスができる体制に務めております。
治療
導入システムについて
2019年11月からはナビゲーションシステムを用いた股関節や膝関節人工関節置換術を導入し、人工関節の安定性をはじめ合併症の発生を回避し術後の耐用年数の増加にも寄与しております。
2022年6月には泉州地区・和歌山県で初めてロボティックアーム手術支援システム「Makoシステム」を導入いたしました。このシステムは治療計画にない部位にさしかかると止まる仕組みになっており、計画外の動きを制御する事で手術精度の向上に貢献してくれています。
ナビゲーションシステムが「カーナビ」のようなものと例えると、Makoシステムは最新の「自動運転システム」のようなものと言えます。
導入システムの詳細につきましては専用ページをご覧ください。
JOANR事業について
当院は「日本整形外科学会症例レジストリー(Japanese Orthopaedic Association National Registry:JOANR)」の構築に協力しています。
研究情報の公開ページをご参照ください。