地域リハセンターについて

テクノエイド(福祉用具)

私たちはさまざまな道具を使って生活しています。
障がいを補うために福祉用具を使用すると考えられていますが、その人にとって生活の必需品となれば、生活用具といえるでしょう。福祉用具は、失われた身体機能を補い、できないことをできるようにしたり、やりやすくしたり、転倒などの事故を防止し安全を確保します。
また、介護者の労力を軽減し、腰痛や疲労から身を守ります。
現在、多くの福祉用具が市販されていますが、それぞれにできることは限定されています。
本人の能力、介護者の能力、住環境、社会環境がある特定の条件化で効果を発揮します。
万能な福祉用具や誰にでも合う福祉用具はありません。
しかし、上手に福祉用具が導入されれば、具体的にその効果が日常生活の中で見えることでしょう。そして、状況は絶えず変化しますので、その変化に応じて、その時々に適切な福祉用具を導入しましょう。
では、いくつかの例について述べてみましょう。

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Q1トイレが立ちにくいのですが?

排泄がトイレで出来ないということは、本人にとっては自尊心や生きる張り合いを失うことにつながります。
トイレから立ち上がりにくい原因は沢山考えられると思いますが、いくつか考えられる解決方法を紹介します。

  • ・電動昇降便座の設置:座面が電動で昇降し、立ち上がり動作を容易にします。
  • ・補高便座の設置:洋式便座に取り付け、体格に合わせて立ち上がりやすい高さに調節できます。股関節や膝関節の曲げ伸ばしが行いにくい方が使用されることが多いです。
  • ・手すりの設置:便器に座ったときに横にある壁に便座から20~25cmの高さ、便器の端から15~20cm前方に取り付けます。また、トイレの立ち上がりには前方のゆとりが50cmは必要ですが、そのスペースがない場合、前方に少し高めに設置すると良いでしょう。
Q2自宅で浴槽の中にゆっくり入りたいのですが?

自宅のお風呂に入れることは、精神的にも身体機能にもさまざまなよい効果があります。単に身体を清潔にするためだけでなく、食欲の増進や安眠にも効果があります。
入浴はちょっとした改造や工夫で大変便利になりますが、その多くは実際に入浴場面を見て、さまざまな要素を多方面から評価しなければなりません。

以下に示すのは、そのうちの一例にしかすぎません。入浴動作を含む身体機能と住環境を正しく評価し、解決手段を見つけるためには、作業療法士や理学療法士、担当のケアマネージャーに相談してみて下さい。

■ 浴槽への出入りが難しい

立って跨ぐことができる場合は、浴室の壁に手すりを設置したり、浴槽の縁に挟み込んで固定するタイプの手すりを使用することで、動作の安全性を高めることができます。
立って跨ぐことが難しい場合は、バスボードなどを利用し座った状態で浴槽の縁を跨ぎましょう。

■ 浴槽での立ち座りが難しい

手すりを設置したり、浴槽内に滑り止めをつけたり、浴槽内台を置いたりすることで、楽に行える場合があります。

■ 浴槽への出入りや浴槽での立ち座りがほとんど自分で行えない

浴槽内昇降機を設置したり、ホイスト(天井から吊り下げて運ぶ機器)を設置したりすると介助量が軽減できます。

■ 体を洗う時、シャワーを浴びる時

身体を洗う時やシャワーを浴びる時に使用する浴室用の椅子は、量販店などで一般に市販されているものであれば高さ20~30cm程度です。座面の高さが低く、また座面が狭いため、椅子から立ち上がりにくい、座る時に転倒の危険がある、といった問題が生じる場合があります。シャワーチェアを使用することで楽に、そして安全に動作を行う事ができます。シャワーチェアは高さ調節が可能なものが多いので、使用する方の動作しやすい高さに合わせて設定することができます。
また、製品によって、肘かけが付いているもの、背もたれが付いているもの、座面が回転するものなどがありますので、使用する方の身体の状態、動きの状態に合わせて選ぶことが必要です。

Q3最近、よくつまづくようになったのですが。

歩くということは、骨や筋肉の衰えを防ぎ自立への意欲の向上につながりますが、転倒による骨折など危険性の高い動作でもあります。そこで歩く能力を十分に理解し、適切な用具を選択することが必要になります。

■ 杖

利き手あるいは痛みのある場合には健側(痛みのない側)につくのが一般的です。

  • ・一本杖:最も一般的なもので、体重の支持と不安や疲労の軽減、バランスを崩した時の支えとなります。
    グリップや杖先ゴムにも様々な種類があり、握ってみて力の入りやすいものを選びましょう。
  • ・多脚杖:一本杖に比べて安定性に優れていますが重くなります。手を離しても杖を立たせておくことができます。
    全ての脚が同一平面上につかないと安定しません。
  • ・ロフストランド杖:握力が弱く、一本杖をつく力が不十分で、不安定な場合に用います。
  • ・歩行器型杖:歩行器に近く、多脚杖より安定性が優れています。

■ 歩行器

杖と比較して体重をより多くかけることができ、より安定した歩行を補助します。敷居や段差の解消、回転スペースが必要です。

  • ・四脚交互型歩行器:手で歩行器を左右交互に前に出します。
  • ・四脚固定型歩行器:両手で持ち上げて前に出します。
  • ・前輪型歩行器:歩くときは前方の車輪で進み、歩行器に体重をかけると止まります。
  • ・四輪型歩行車:手元にブレーキが付いているものが多く、転倒の危険を軽減します。製品によって、荷物を乗せるスペースが付いているもの、座面がついておりブレーキを掛けた状態で椅子として使用できるものもあります。

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