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整形外科センター(整形外科)

ナビゲーションシステムについて

 

 

当院整形外科では、股関節や膝関節の人工関節置換術に最新のナビゲーションシステムを導入しています。

 

人工関節置換術における従来の術前計画では、単純X線やCT画像を用いてパソコン画面上で設計図を作成するため、立体的ではなく平面的な設計図を基に行っていました。また、実際の手術においても、特殊な器械を用いて人工関節の設置位置を確認してきましたが、術前に組み立てた計画通りに手術を行うにはどうしても限界がありました。

これらの問題点を解決し、これまで以上に正確で精度の高い手術を可能にするのがナビゲーションシステムです。

 

ナビゲーションシステムとは、本体から発した自発光式LED(赤外線)をポインターが受信し、その後、本体へ位置情報を3次元的に伝達する相互システムのことです。

ナビゲーションシステムを用いて手術を行う場合、術前計画では、CT画像検査データを基にしてコンピューター内に3次元股関節形態を再構築し、患者さん毎に最適な人工関節の種類や設定位置、骨切り位置・角度の設定等を検討します。

また、手術中は赤外線を使ってリアルタイムでモニタリングを行い、患者さんの関節とナビゲーションシステムの画面を確認しながら手術を進めていきます。これにより安全性が向上するだけでなく、術前計画との誤差は1mm以下の精度で骨を削ることが可能になり、計画通り正確に人工関節を設置する事ができます。

人工関節を最適なサイズ、最適な位置に設置する事は術後の合併症の予防や長期の関節機能の維持につながると期待できます。

 

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