循環器内科
PFO 卵円孔開存閉鎖術
卵円孔とは? |
卵円孔開存と |
治療について 治療に用いる機器は医療用の布で覆われた丸い金属のメッシュのディスクを2枚重ねて構成されています。治療は手術室で全身麻酔下に行います。経食道心エコー(以下TEE)で心臓内の様子を観察しながら行います。 |
①右鼠径部の静脈を穿刺した後に、カテーテルを挿入し心臓へ到達し、開存した卵円孔を通過させ左心房 へ誘導します。 |
②治療に使用する機器をカテーテル を用い誘導します。この時、機器 はカテーテルの管の中に折りたた まれた状態で運ばれます。TEE、X 線透視下で留置位置を確認し、ま ずは左房側からディスクを展開、 次に右房側のディスクも展開し留 置します。 |
③留置後はカテーテルを体外に抜 き穿刺部を圧迫し終了します。手 技時間は1-2時間程で、入院期 間は4-5日間ほどです。 |
治療のメリット 卵円孔開存を閉鎖する事で、脳梗塞や全身の血栓塞栓症再発予防を期待するものです。奇異性脳塞栓の患者さんでは再発予防で血液をさらさらにする薬(バイアスピリン、ワーファリン、新規抗凝固薬など)を使用し血栓作成を予防する治療が行われていました。 |